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すいまち研について

当会は、平成17年12月に首里地域のコミュニティ活性化を目的として首里のまちづくりを研究する団体として発足し活動を開始しました。
先人の叡智と努力にならい「平和で美しく賑わいと歴史が薫る文化都市づくり運動」のさらなる広がりを目指し、首里のまちづくりに関する事業や活動を行う団体です。
首里を愛し、首里に誇りを持ち、住んで歩いて楽しいまちを目指して、研究、情報発信、交流等の活動を行うことを目的としています。

■活動理念■
1816年、琉球に来航した英船ライアラ号の艦長バジル・ホールはセント・ヘレナ島でナポレオンに会い、武器のない琉球の話をすると、「何を持って戦争するかと聞かれ、戦争もない」といってナポレオンをびっくりさせたという。
昭和に入ると、美術学者の柳宗悦は古都首里を訪れ、その印象を「日本第一の美しい都市」と表現しました。彼は、古都首里の都市美を「自然と歴史と人文のかくもよく保存されている希有な存在」と評し、「真に生きた庭園の都市」「人文の華を織りなした名園」と絶賛しました。

沖縄文化は、宮廷文化から出た首里文化が広がったものです。歌三線(ウタサンシン、琉球音楽)・舞踊・組踊などの芸能や織物・染物や料理、空手,茶道、礼儀作法など全て首里から地方へ変化しながら広がりました。
平成の時代に入り首里城の復元、そして首里城跡をはじめとした「琉球王国のグスク及び関連遺産群」が、その伝統技術と精神文化が世界に誇れる独自の歴史遺産として世界遺産に登録されました。
そして、私たちは遺産資源を保存継承していくと同時に、資源に内包する琉球固有の世界観を通して自然を慈しみ、唯一世界で最初に平和国家を築き、弛まぬ努力によって、沖縄文化の発展を願った先人への畏敬の念と想いを子々孫々へ伝え、誇りと発展へと継承していくことが求められます。

「首里まちづくり研究会」の核となる活動は、先人の叡智と弛まぬ努力に習い『平和で美しく賑わいと神秘性を持ち歴史が薫る風格ある文化都市づくり』とし、この運動のさらなる広がりを目指し交点に立ち、まちづくりを支援していきます。
現在、かつて平和国家の親国、歴史文化の拠点であった古都首里では、首里城の復元を契機に新たなまちづくりが進められています。

「首里まちづくり研究会」は、現在進められている首里のまちづくりを、琉球王国首里親国の歴史文化を原風景としてとらえ、世界遺産のバッファーゾーンとして、戦災文化財首里城復元と首里城公園の伝統的風景の整備・運営方針に共感し、更なる一体的連携強化が図れることを願い、王都らしく、また首里城公園に隣接する王城のまち首里らしい風格ある景観づくりと、伝統文化の推進と実用により伝統技術継承者の育成へと繋がることでこのまちの誇りある風景づくりを目指します。

また、かつて首里が沖縄の文化発信拠点であったように原風景を心にとめ、新たな文化創造の場となるまちづくりを図り、風格の中に美しく快適で賑わいのある新しい風景づくりによって、県内外からの観光客を守礼の心でもてなし、結果として市民生活が向上し地域が活性化することは目に見えて想像できます。
先人の叡智から習えば、原点は、官民一体となって知恵を絞り進めて行くことだと考えます。

NPO法人 首里まちづくり研究会 会則(2014年7月施行 PDF版)

NPO法人 首里まちづくり研究会 会員名簿(理事)(PDF版)

NPO法人 首里まちづくり研究会組織図(PDF版)

NPO法人 首里まちづくり研究会 入会申込書(PDF版)