特集「首里いっぴん?玩具Road Works?」

首里ならではの伝統工芸・泡盛・伝統銘菓から新しい工芸品、そして首里らしさを大切にした「首里の逸品」をご紹介します。

琉球張り子の歴史

伝統的な琉球張り子にはタワチーオーラセー(闘鶏)、鯉乗り童子、シーサーグワー(獅子)、ウッチリクブサー(起き上がり小法師)があり、その可愛らしさと滑稽さが魅力の玩具は当時の子ども達の憧れでもありました。
昭和に入り、大量生産のセルロイド製やブリキ製のおもちゃの出現により、琉球張り子は衰退の一途を辿ることとなります。しかし、今でも沖縄にはその伝統と志しを受け継ぎ、張り子を作り続ける職人達がいます。彼らの作る作品は県内外から注目を集め、工芸品や大人のための玩具として親しまれています。
古典張り子と創作張り子

「留学中に出会ったアフリカの彫刻に影響を受け、その土地ならではの作品を作りたいと思ったのがきっかけです。当初、資料はもちろん、現物も残っていなくてとても苦労しましたが、もともとオモチャが大好きでしたし、何より昔から伝わる琉球玩具や張り子を沖縄で作る事にとても意義を感じています」


子ども達と触れ合う中で

「歴史が好きなので、僕にとって首里はとても魅力的な町です。古いものもたくさん残っているし緑も多いのでとてもリラックスできるんですよ。崎山から金城町、虎頭公園あたりが散歩コースで、家族や犬と一緒に歩くのが日課になっています」
イベントや地域行事などで、子供達を対象とした制作指導も意欲的にこなす中、昨年はご自身にもお子様が誕生。生活や仕事のペースも少しずつ変化してきたと語る豊永さん。「子供の感性って大人の概念や想像を遥かに超えていて面白いのひと言なんです。同じように教えても、まったく違うモノを作り出してくれます。子供達と接する中で、僕自身も影響を受けますし、小さな感動や発見を創作活動にいかせていけたらと思います。子育てに関わる短い期間も、自然体で楽しく過ごしていきたいですね」
豊永作品から感じる素朴で愛らしい表情は、気負いなく制作活動を行う彼自身そのもの。今後も、数少ない張り子作家としてのますますの活躍が期待されます。
琉球玩具 road works
住所:沖縄県那覇市首里当蔵町2-19
電話/FAX:(098)887-4069
営業時間:火?日曜日の午前10時?午後6時まで
定休日:月曜日